Brillia Art
Brillia Art Award

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No.05 
Brillia Art Award Wall 2026作品・アーティスト紹介

TITLE:
Find My Shape》

CONCEPT

私は、人がどのように自分自身や他者を認識し、その関係の中で『自分らしさ」を形づくっていくのかをテーマに制作しています。
自然物や身近な屈泉と幾何学的な形態を重ね合わせることで、私たちが世界をありのまま見ているのではなく、それぞれの経験や記憶、他者との関わりを通して認識していることを表現しています。
《Find My Shape》は、人との出会いや関係性の中で、自分という存在が少しずつ変化し続ける姿を描いた作品です。画面の中でモチーフは幾何学的な形によって切り取られ、重なり合い、ときにずれながら新たな形を生み出していきます。その変化は、自己と他者との「あいだ」で絶えず更新される認識や関係性を象徴しています。
私にとって絵画とは、一つの答えを提示するものではなく、鑑賞者それぞれが自身の経験や記憶と重ね合わせながら、新たな見方や気づきを生み出すための場です。作品を通して、「見えている」と思っていたものが少し違って見えたり、自分自身の認識が揺らいだりする瞬間を生み出したいと考えています。そして、その小さな認識の変化をきっかけに、私たちはどのように世界を見つめ、意味を紡ぐのかを、静かに問いかけるそんな絵画を目指して制作しました。

ARTIST PROFILE

若山 真央 / MAO WAKAYAMA

<略歴>

1988年大阪府生まれ。北京・中央美術学院油絵科修士課程修了。現在は東京と長野を行き来しながら制作活動を行う。
人が自己や他者をどのように認識し、その関わりのなかで「自分らしさ」をつくっていくのかに興味を持ち、自然や身近な風景に、幾何学的な形態や線、文字などを重ねることで、個人的な記憶と他者の視点、社会的な枠組みが交差するイメージを表現している。
《Find My Shape》では、山が切り取られ、重なり合い、ずれたりしながら、新しい形へと変化していく。その姿は、人との関わりによって少しずつ変わっていく自分自身や、自分と他の人との間で変わり続ける「ものの見方」を表している。

<受賞歴>

2021年
シェル美術賞展、東京 (日本) 国立新美術館
2022年
MITSUKOSHI ART WEEKS、東京 (日本) 日本橋三越本店
2022年
ACTアート大賞展、東京 (日本) アートコンプレックスセンター
2022年
Chelsea International Fine Art Competition、ニューヨーク(米国) Agora Gallery
2022年
MITSUKOSHI ART WEEKS、東京 (日本) 日本橋三越本店
2023年
SICF24、東京(日本)スパイラル
2023年
MICA2023、三島(日本)GALLERYエクリュの森
2023年
Art Shopping Paris Art Fair 2023、パリ(フランス)
2024年
TOKYO ART FAIR、東京 (日本) LINK Gallery
2024年
個展"Find my shape" 東京(日本)SANBANCHO Gallery
2024年
ART TAIPEI 2024 台北(台湾)Artsticker x AUO

<プロジェクト>

三井情報株式会社本社/オフィスアートプロジェクト・常設展示

ARTIST VOICE

Q:応募のきっかけは?
雑誌で拝見したBrillia Artの特集をきっかけに応募しました。
私自身、日々の生活のなかで絵を描き、作品や好きなものに囲まれて暮らしています。以前から、作品をつくる人の日常の延長に、作品を見る人の日常や社会との接点が生まれたらいいなと、漠然と考えてきました。
そんななかで、暮らしとアートをつなぐBrillia Artの取り組みを知り、その考え方に共感したことから、今回応募させていただきました。
今回の展示場所は、ある人にとっては日々の暮らしへとつながる入り口であり、ある人にとっては職場でもあります。多くの人の日常が行き交う場所で、自分の作品を展示する機会をいただけたことを、大変光栄に思います。

Q:この作品を作ろうと思ったきっかけは?
中国で過ごした経験をきっかけに、私は「自分らしさ」や「個性」はどこから生まれるのかに目を向け、制作を続けてきました。
その後、日本へ帰国して社会人として働き、沢山の人や社会との接点が増えていくなかで、「自分らしさ」は自分の内側だけにあるものではなく、他者との関わりを通して絶えず形づくられ、変化していくものなのだと気づきました。
こうして自分の人生にとっても大きなテーマとなった「変化・変容」を題材に、初めて100号に挑戦しました。

Q:作品に込めた想いを教えてください。
他者との出会いによって変わることは、自分らしさを失うことではなく、それまで知らなかった新たな自分の形を見つけることでもあります。そうした変化を受け入れながら、自分の輪郭を探し続ける姿を表現したいという想いで制作しました。 画面のなかの山は、ずれているようにも、外側へ広がっているようにも見えます。
物事の見え方は、一つの意味や正解に限定されるものではありません。
何が起きているかという事実だけでなく、私たちがそれをどのように見て、どのような意味を見いだすのかを大切にしたいと考えています。
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