鞄は、人が旅した大切な記録であり、人と共に歩む「記憶」そのものであると考えます。それは単なる道具ではなく、持ち主の過ごした時間が積み重なった、世界にたった一つのアーカイブです。 本作は、空の旅に出る時に通り抜ける「X線検査」に着目した立体作品です。本来、X線検査は安全のために中身を厳しくチェックする無機質な「監視」のプロセスです。しかし、その透過光に照らされたとき、鞄の中身は鮮やかな蛍光色を放ち、普段の姿からは想像もつかない幻想的な姿を見せてくれます。
2018年から始まった本アワードのこれまでの入賞作品をご覧いただけます。