虫は単体なら愛らしく見えることもある一方、集団になると一気に嫌悪へと転じます。 その感情の変化がどこから生じるのかを探るため、本作では飴に群がる蟻をモチーフにしました。 キラキラと輝く飴の表面を覆う黒い蟻は個が消え、ひとつの塊のように見えます。そこには強い嫌悪と同時になぜか目をそらせず観察してしまう衝動があります。理解できないものを前にしたときに湧き上がる恐怖と興味が入り混じる感覚が本作を作る動機となっています。
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