BAG -Brillia Art Gallery- がある京橋は、いわゆる江戸のまん真ん中。
江戸時代には幕府直轄の橋が京橋・日本橋・ 新橋にあり、他の橋と区別するために欄干には「擬宝珠」という飾りがつけられました。この3つの橋の内側にあたるエリアは「擬宝珠内」と称されて、商いなどさまざまな面で江戸文化の繁栄を支えていました。
現在、「擬宝珠内」は歴史ある街としての顔だけでなく、東京の中心地として文化や交通、経済の支柱となり、今なお発展を遂げています。
訪れる人の数は日本一。でも暮らす人は希少となったこの地を代々地元とし、暮らしてきた人々がいます。
本展示は、写真家 浅田政志が自ら街を歩き、出会い、語り合った人達の日常を撮り下ろし、ぎぼしうちの人々を紹介。また、ゲストアーティストに歌人 伊藤紺とmagmaを迎え、言葉と立体作品で展示を構成。
歴史を繋ぐこの街の人々のいまの暮らしから〝家族〟や〝時間〟を考えます。