「クラムボンっておぼえてる?」は東京藝術大学 デザイン科第9研究室の展覧会のシリーズ名称です。広く知られている宮沢賢治の物語「やまなし」の中に出てくる“クラムボン”という謎の生物は、具体的な正体が明かされておらず、私たちにさまざまな想像を促します。そうしたアートやデザインが持つ「見えない何かに意識を促す魅力」と“クラムボン”の存在を重ね合わせて名づけられました。
本展はBAGと藝大の連携企画となります。BAGがテーマとして掲げる「暮らしとアート」をキーワードに、より身近な存在としてアートやデザインに触れられる場の創出を目指します。今回の展示を通じて、蟹の兄弟が天上の方を見てクラムボンについて思いを馳せたように、皆様のなかで新たな気づきや発見のきっかけになれば幸いです。
橋本和幸教授の作品と、ミナ ペルホネン デザイナーの皆川明氏とコラボレーションした作品の展示を行います。
同研究室OBOGと学生の作品と、デザイン科学部2年生の課題「音楽と暮らす」で制作した作品を展示します。
出展作家: