2021年10月の開館以来、約4年にわたり東京・京橋で運営してきたBAGは、再開発に伴い2025年10月26日に閉館することが決定し、本展が最後の展覧会となります。
東京建物のマンションブランド「Brillia」では、アート作品には暮らしを豊かにするきっかけや可能性が秘められていると考え、新築マンションの共用スペースにおけるアート作品設置や、次代を切り開く先進性を持ったアーティストとの出会い・応援を目指す公募展「Brillia Art Award Cube/Wall」の開催など、アートに関する取り組みを展開してまいりました。BAGはBrilliaのアート活動の発信拠点として東京・京橋に2021年10月にオープンしたアートギャラリーであり、さまざま視点から、日々の暮らしを彩る体験を提供する展覧会を25回にわたって開催してきました。
BAGにおける最後の展覧会となる本展では、BAGにゆかりのある15名の作家の作品に日常を豊かにするキーワードを据えて、BAGが一貫してテーマとしてきた「暮らしとアート」を見つめ直します。展覧会を通してBAGでのこれまでの活動を振り返るとともに、日々の生活の中に無意識的に在るアート性が、暮らしに彩りや気づきを与え、美的な感動や深い洞察をもたらすことを伝えます。
本展をもってBAGは閉館しますが、東京建物は住まいと暮らしのプロフェッショナルとして今後もアートについて考え、取り組み、発信してまいります。「Brillia」による新たなご提案をこれからもご期待ください。
暮らしの中でアートはどんな役割を持っているのでしょう。BAG にゆかりのある15名の作家と作品を通して、これまでのBAGの活動を振り返り、日々を楽しむキーワードとともに「暮らしとアート」を考えます。また会場では『Q&A. あなたにとって「暮らしとアート」とは?』と題し、これまでの展覧会などBAGにゆかりのある約40名の考える「暮らしとアート」へのコメントを紹介します。
<出展作家>
浅田政志(写真家)/赤木明登(塗師)/朝倉文夫(彫刻家)/伊藤紺(歌人)/内田望(金属造形作家)/加藤花楓(陶芸家)/黒田征太郎(イラストレーター)/齋藤陽道(写真家)/中村萌(美術家)/波戸場承龍・耀鳳(紋章上繪師)/magma(アーティストユニット)/MATHRAX (アートユニット)/明和電機(芸術ユニット)/松尾高弘(アーティスト)/三沢厚彦(彫刻家) ※五十音順
BAGの地下スペースを「つつまれる」をキーワードに特設会場「BAG +3 ガレージ」として開放し、過去3回にわたりレコード・ジャケット展を開催したART in MUSICチームによる、リスニングに特化したスピンオフ企画を展開します。立体的な7.1.4chのオーディオ空間で、様々なジャンルの音楽に包みこまれる没入感を体験し、音楽を五感で楽しんでみてください。
過去の展覧会で好評だった、バンドTシャツなどヴィンテージ・アイテムとアナログ・レコードのポップアップショップも同時開催します。